イクパパ Life

四児のパパが家族に子育てに、仕事に趣味を謳歌する方法を模索するブログ

中学生で糖尿病通告 見過ごせない食生活

スポンサーリンク

私が複業も兼ねてやっている「区民行政評価委員」で、先日区役所の方と話をしてきました。評価するために委員と管轄部署職員とで、質疑応答をするのです。その際にいただいた資料、回答を聞いて驚愕しました。なんと中学2年生でHbA1C5.6%超えが15%以上。糖尿病の診断基準となる6.5以上が0.3%ほどいるとのこと。こうも若年層で糖尿病が増えてる原因について、改めて考えて見たいと思います。 

大前提として膵臓が弱いことが関係している

f:id:meditnurse:20190609163617j:plain

質疑応答の中で上がった糖尿病ですが、アジア人は膵臓が弱いことがわかっているというのです。膵臓は胃や腸の裏側にあるのですが、そこから出るインスリンが血糖値をコントロールしているのです。すなわち、膵臓の機能がもともと弱いことでインスリンに影響があり、糖尿病になりやすいのです。現在糖尿病者数は316万人を超え、予備者を含めると1000万人を超えていると推測されています。このままで行くと、糖尿病大国になりかねない状況です。

10代から糖尿病 将来はどうなる

10代という体が柔軟な状態なのに糖尿病になる。膵臓が弱いことがベースにあっても、かなり大きな問題です。若いうちに糖尿病になるということは、将来はもっと大病へ進化します。結果、数十年後には糖尿病の合併症が起こり、命の危機にまで及びます。なぜに10代で糖尿病になってしまうのでしょうか。

見本となる者たちの生活週間が悪すぎる

f:id:meditnurse:20190412000608j:plain

子供がお手本にするのは、まず身近な親です。親の食生活と同じに過ごし、睡眠・起床時間にも影響を与えます。この見本となる親の生活週間が崩れているために、子供達まで病気の被害に。要するに、今の大人たちが子供たちを病気にしているが、その自覚がないことに問題があるのです。その問題は、大きく分けると3つにあります。

  • 糖質・脂質の高い食事と運動不足
  • 遅寝遅起き
  • 間食

糖質・脂質の高い食事と運動不足

f:id:meditnurse:20190706133219j:plain

糖尿病は貧困層ほど発症率が高い原因に、価格帯の安いものには糖質・脂質が多いことが挙げられます。安くて腹持ちがよく、子供が好きなものと言ったら頭に浮かびますね。大人たちも好きな食べ物なので、ついついあげがちに。さらに野菜や発酵食品を大人が嫌うようになり、結果子供もたべなくなってきたのです。文明の発達により、運動不足も加速しています。子供が病気になる要因は、あげたらきりがないのです

遅寝遅起き

睡眠不足は体の代謝を落とし、成長発達にエネルギーを効率よく使えません。また朝が遅くなると食事が取れず、日中のエネルギー源として筋肉を消費します。筋肉が減るとさらに代謝が減り、臓器機能が減少します。膵臓、肝臓が悪くなってしまうことで糖尿病へと繋がって行きます。

間食

甘いもの、しょっぱいものでも血糖値が上がる食べ物は、間食すると膵臓が反応してインスリンを出します。人それぞれ、一生涯に出せるインスリンの量や回数は決まっており、近づくにつれて機能が低下して行きます。間食が多いことは膵臓を痛めるだけでなく、皮下脂肪が増えてインスリンが効かなくなります。膵臓が元気でも高血糖が続き、糖尿病となってしまうのです。

子供を叱る前に親の生活習慣を見直そう

親は「大人だから」と好き勝手やっていて、子供には「まだ子供だから」と言い聞かせるのは理不尽ではありませんか。子供だって一人の人間、楽しそうなこと・いいことを見ればやりたくなります。まずは見本となる大人が生活習慣を見直し、自分を真似てもらえば大丈!と言えるようになるべきです。それこそ、子供は親に対して不信感を募らせますよ。

www.ikupapa.jp

糖尿病を予防する改善策

f:id:meditnurse:20190706133248j:plain



生活習慣を直すことは、相当の労力と忍耐力が必要です。そこが難しいために、多くの方が挫折をしてしまうのです。そこで、まずはこれをやればいい!という方法をご紹介したいと思います。

よく噛んで野菜から食べる

王道かと思います。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、糖質が分解されることで効率よくエネルギー源として使えます。消費しやすいということは、太りにくいということですね。さらに野菜から食べることでインスリンの急激な分泌を防ぎ、膵臓を優しく守るのです。よく噛むと小顔になるメリットや顎が丈夫になる、さらには頭全体の運動になるので集中力や知能向上につながることも期待できます。

30分以上時間をかけて食べる

食べ物を食べて吸収されるまでに時間がかかるので、早食いの人は血糖が上がりやすい傾向にあります。噛まなくなると満腹中枢が刺激されず、相対的にカロリーを取ってしまいます。30分以上かけることで、自然と噛むようになり、血糖値の上昇も緩やかになるのです。

遅いくても22時までには寝かす習慣づけを

22時〜2時までに成長ホルモンが出ると言われてますが、寝てすぐに分泌されるわけではありません。睡眠は量と質が重要で、質が悪ければ22時前に寝ても意味がないのです。できれば21時には布団に入って、早寝できるようにした方がいいですが。どんなに遅くても、22時までに布団に入りましょう。部屋を暗くして体を温めることで、自然と寝れますので。