イクパパ Life

四児のパパが家族に子育てに、仕事に趣味を謳歌する方法を模索するブログ

介護の始まりは突然に 介護が必要になる3つのパターンとは

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『介護なんておじいちゃん、おばあちゃんが受けるものでしょ。』

そんなふうに思ってるあなた、今時そんな考えでは痛い目をみますよ?なんせ20~40代の3割の方は、自分の親の介護をしている現状なんですから。

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いつ、どうやって介護になるかは誰にもわかりません。そこで、医療・介護現場で長年働く経験から、大きく3つの介護になるパターンをご紹介していきます。

介護は体か心、または両方のお手伝い

介護=おむつ交換、というように体に関する介護がイメージされやすい。ですが一言に介護と言っても、内容はとても多岐に渡ります。それと同様に介護になるパターンも、1つというわけではありません。現場で携わったケースから見えてきた3つのパターンについて、解説をしていきます。

体の介護 年齢に伴う足腰の衰え

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THE介護と言えばこれ、年齢に伴って足腰が弱くなり、介護が必要になるパターンです。初めはちょっとしたことができなくなるのですが、次第に生活自体ができなくなってしまいます。例えば、「遠くのスーパーに行けなくなったくらいだったのが、みるみる近場のスーパーにもいけなくなった。」他には、「ご飯や掃除がきっちりできなくなってきたくらいだったのが、いつの間にかご飯を作ることや掃除器具を扱うことが難しくなってきた。」など。

 

平均寿命が80-90と伸び、人生100年時代と言われてきましたが、体は年々確実に年を取ります。いつまでも若いときと同じではいられないので、予防も大事ですが老いを受け止めることも大事です。出来ないことを早めに伝えて、無理をしないことも必要。無理は長くは続きませんからね。

心の介護 認知機能の低下から認知症に

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最近ニュースでも話題になる認知症ですが、いきなり「わけわからん」になるわけではありません。特に今は認知症の前段階となる病気もあり、それが進行して認知症へ移行すると言われています。認知症は生活動作、買い物や食事、掃除などは問題なくできます。ですがその中で、記憶力の低下や時間・場所感覚の低下により生活に支障が出てくるのです。同じものを買ってきたり、帰る家が分からなかったり、自分の清潔に興味がなくなったりと。

 

若干の認知機能低下は、年齢を重ねれば誰にでもあります。ですが生活が脅かされるほどではないので、認知症は介護が必要な病気の一つになるのでしょう。足腰は変わらないので、一緒に料理をしたり、忘れてしまったところを補助したりと、体よりも心の介護になります。

体と心の介護 病気や骨折から介護、認知症へ

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これは年齢に関わらず起こるので、若い方でも介護になるパターンでしょう。心筋梗塞、脳梗塞が代表なパターンですが、糖尿病や高血圧が悪くなって体が不自由になることがあります。欧米な食生活になってきたことで、生活習慣病になる割合が増え、40代・50代で介護が必要になる人数が増えているのです。

 

さらに交通事故、スポーツ事故、骨折によって介護になるケースでも、若い方が多くなっています。認知機能は加齢にほかに、環境の変化、過度のストレスでも起こります。骨折して長期入院中に認知症になってしまうケースが、これに該当します。若年性認知症というものもあり、脳梗塞、脳出血の方で多く見られるのです。

生活習慣病予防が介護を遠ざける一番の近道

全年齢において、生活習慣病予防は欠かせないものとなっています。現在10代で糖尿病予備軍になっている割合が増えており、HbA1cが7.を超えている子どももいるのです。子どものうちは血管も臓器も、柔軟で元気で、ちょっと無理をしたくらい問題ありません。でも10代で高血圧、糖尿病であれば、20代・30代で心筋梗塞や脳梗塞になるリスクはうなぎのぼりでしょう。最悪の場合、死に至ることも考えられます。40代・50代の方々は、定年まじかで介護となり、大事なセカンドライフを棒に振る可能性も秘めていることを自覚することが必要です。

予防に予防を重ねてもなる時はなる

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どれだけ予防をしても、注意をしていても、なる時はなるんです。

諦めとかじゃなくて、仕方ないことも世の中あるので仕方ないです。でもなんの準備も知識もないまま介護を迎えることは、裸でピカチュウと戦うようなもの。または、ノー武器でメタルスライムと戦うようなもの。しっかり服や武器を装備し、戦場へ赴くことがなにより大事です。

次回は、いざ介護になったときに何をするのか。そのあたりをご紹介していきます。続きもぜひご覧ください。