イクパパ Life

四児のパパが家族に子育てに、仕事に趣味を謳歌する方法を模索するブログ

介護保険申請は入院中に!病院リターンリスク

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私のブログは、結構いろんな年齢や性別、職業の方が見てくださっています。いつもありがとうございます。ですが、介護系の記事を書き始めたらググッとアクセス数が減少。一概には言えませんが、「まだ知らなくても」「興味ない」方が多いのか、私の書き方がいけないのか・・・。

 

今回は、何度も遭遇するケースですが、本当に危険な事例をあげさせていただきます。重症例ですが、多くの方がやりがちなパターンですのでぜひご覧ください。

介護のスペシャリストは介護保険で依頼が可能

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田辺市HP参照

体や心、そのどっちもが弱り、介護が必要になると誰かの助けが必要になります。ただ家族が全部賄うには、人手も時間も足りません。そこで活用されるのが「介護保険」になり、家族や本人の代わりに介護のスペシャリストに依頼ができるのです。介護保険を利用するには、申し込み→認定調査→介護認定→介護サービス開始、となります。自己負担額は1割(収入により1〜3割)なので、ぜひ使いたい制度です。

介護保険が使えるまで1ヶ月かかるらしい

じゃあ申し込んでどれくらいで使えるかというと、だいたい「1ヶ月」はかかるのです。申し込んだ後に認定調査の日取りが決まり、認定調査を受けて1ヶ月以内に認定を出します。ただ最近は利用する人も増えているので、なかなか早くには出ないんです。最近は入院期間も短縮しているので、1ヶ月もかかったら困る・・・

介護保険を暫定利用 遡って適用できる

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1ヶ月も介護保険が使えなければ、自宅に帰ることはできませんよね。そこで暫定として介護保険を利用することで、在宅介護をすることができるのです。介護保険は認定調査の日から遡って適用できるので、認定調査さえ受けていれば介護保険をで使うことができるのです。

ただなので、もしも介護認定が下りない、または思ってた以上に軽い判定が出てしまうと大変。介護保険は、要支援1・2、要介護1〜5で使える保険の総額が変わります。総額以上は10割負担なので、介護用ベッドでは1万円/月かかってしまうのです。さらに認定調査が行われるまで数日〜数週間かかることもあるので、入院中に申し込み・認定調査を終わらせてしまいましょう。

医療保険で訪問看護のみ利用 介護保険未申請なケース

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病院の地域連携室や退院支援室などが作られ、入院中に退院後の生活の世話をしてくれるようになりました。介護保険の申請からケアマネ選択、各スペシャリストの紹介など、家に帰って困らないようにしてくれます。ですが時々そうではなく、自宅に帰る準備ができていないのに退院させられることもあります。

家に帰っても痰吸引や点滴、胃ろうなどの医療処置が必要な場合、訪問看護師(看護師免許)を依頼します。訪問看護師も介護保険を使うのですが、状態によっては医療保険を使うこともあります。このような複雑なケースの時に、困ったことが起きてしまうのです。

介護保険を申請していないため介護士が使えない

訪問看護師は主に医療処置を依頼するために利用しますが、体を拭いたり、オムツ交換などもしてくれます。ですが医療処置+介護業務では時間が足りず、十分なケアを行うことができません。また1日に訪問できる回数も決まっている(医療保険の場合)ので、頻回にオムツ交換をするために訪問はできません。ですが家族の手も足りず、介護保険も申請していないので介護士や介護用ベッドなどは使えないという状況。私たち訪問看護師も最大限協力はしますが、全てを賄うことはできないのです。家族の負担が増えるのは当然ですが、十分なケアができず状態が悪くなって再入院するケースも増えているのです。

介護保険を申請しても使わないこともできる

介護保険は、認定を受けただけでは費用はかかりません。担当ケアマネがついても、ケアマネにかかる費用は原則ないです。そのため今後に備えて認定を受け、いざとなったら使うこともできるのです。ですがお元気な状態では認定すら下りないので、「もしかしたら必要だけどすぐに使わない」方は申請して見てもいいかもしれません。

公的保険なので使い方において融通がきかないこともありますが、家で介護をする時には必須の制度です。事前に知識だけでも蓄えておき、いざという時に使えるように準備しましょう!

www.ikupapa.jp

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