イクパパ Life

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在宅介護に備えて介護の資格は必要? 介護資格の違い

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みなさんこんにちは。

イクパパlifeのかーくんです。

 

私は看護師として、昔も今も看護・介護に従事していますが、時おりタイトルのような事を聞かれます。

ヘルパーの資格を取るためには、座学をはじめ、実習もあって簡単に取れる資格とは言えません。

ですが個人的には、ヘルパーの資格はいろんなことの役に立つんじゃないかなーって思います。

 

今日はヘルパーの資格の違い、取ることの良さを伝えていきたいと思います!

 

 

在宅介護だけじゃない 世の中に求められる資格

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ヘルパー介護士といろんな呼び方がありますが、通称:ヘルパーで、資格名はこんな感じ。

  • 介護初任者研修
  • 介護福祉士実務者研修
  • 介護福祉士
  • 認定介護福祉士

 

昔でいうヘルパー2級1級初任者研修実務者研修に直され、カリキュラムも見直された感じです。

訪問介護などで利用者の体に触れる場合には、初任者研修以上が必要になります。ですので、介護に従事したい方は必ず取得が必要です。

 

現場に即した学習は日常でも使える

介護の資格は、介護の仕事をしたくない人には無縁のようにも思えますよね。ぶっちゃけ昔はそう思っていました。

しかし初任者研修では介護の基礎的な内容、実務者研修では医療知識も交えた介護のことを学べます。

 

例えば自分の親、友人でいつもと体調や状況が違う時、資格を通じて勉強していれば、すぐに受診や地域包括などと繋がれます。

しかし全くに無知であれば、「年じゃない」と見過ごしてしまい、気付いた時には重症となるケースも。

私もいろんな資格をもっていますが、それぞれで学んでことは、いざという時に役に立ってます!

 

転職や今の仕事にも有利になる可能性が

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今後高齢化はますます深刻となり、どの業界においても高齢者を気にかけた事業や対応が求められます。

現に企業に「産業介護支援専門員」なるものが配置され始めており、介護は社会で取り組む問題となっています。

そんな時に介護の資格があれば、現在のサービスに介護の知識を盛り込んだ見直し、新規事業で介護が関連するならば抜擢されることも

さらに転職をする時も、資格がある人とない人なら、ある人を断然採用します。※転職先の事業による

介護はどの分野でも必要な知識になってくるので、学んでおいて損は絶対にない!

 

介護のステップアップ 未経験では実務者研修まで

介護の資格がどれだけ重要で、取るべきかはわかっていただけたでしょうか。

しかし、介護に従事していない人は介護福祉士実務者研修までしか受けられないのです・・・。

そもそも介護現場で体に触れて介護をする人向けの資格なので、当然実務経験が必要となってくるのです。

 

つまり

  • 介護初任者研修又は介護福祉士実務者研修→未経験OK
  • 介護福祉士→専門学校等、実務者研修+実務経験3年
  • 認定介護福祉士→介護福祉士+実務経験5年

 

まず在宅介護や周囲への支援を目的とした資格ならば、介護福祉士実務者研修で十分かなと思います。

 

介護初任者研修

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介護の登竜門

無資格と有資格者では、出来る仕事から給料まで大きな違いがあります。

初任者研修では「介護とは」から始まり、「高齢者とは」、「基礎的な医療」など最低限の知識を身に着けます。また研修で実技もあるので、自分の体を傷めない介護方法を知ることもできます。

期間・値段

最短1カ月、6-7万程度

※自治体で介護人材育成のため、無料で研修を行っていることもあります。また働きながら、働くことを前提で全額負担してくれる企業もあります。

介護福祉士実務者研修

介護の責任者

介護初任者研修の上位に位置付けられていますが、直接実務者研修を受講することができます。ただし初任者研修終了分の研修が削られるので、初任者研修からステップアップされると研修時間が短縮されます。

介護福祉士の受験資格になることやサービス提供責任者(主任的な立場)になれるほどの知識を身に着け、現場でも中核的な存在になれます。また本来看護師等しかできない吸引についても学ぶことができ、介護・医療をより深く学べます。

期間・値段

原則6か月(保有資格により異なる)、6-12万円前後(保有資格により異なる)

介護を仕事にしたい人向け 国家資格と相談援助職

これより先は国家資格や介護の現場を離れ、相談援助職となる資格になります。実務経験や国家試験が必要となるため、より介護に携わりたい人はぜひご覧ください。

 

介護福祉士

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介護の中心的かつ指導的役割を担う

介護福祉士は国家資格で、現場で行う介護はもちろん、利用者ごとの生き方や生活全体の支援を行います。生活全般をマネジメントして、その人らしさを多職種連携で整えていくことが仕事になります。

介護福祉士の専門性

  • 介護過程の展開による根拠に基づいた介護実践

利用者の自立に向けた介護展開、高い介護実践

  • 指導、育成

自らの介護等の知識及び技能の向上とともに、自立支援に向けた介護技術、指導、助言

  • 環境の整備、多職種連携

利用者に応じて、福祉サービス等が総合的に提供されるような、環境調整、多職種連携

取得方法

実務ルート

  • 介護福祉士実務者研修+3年実務
  • 介護職員基礎研修(現在廃止)+喀痰吸引等指導+3年実務
  • 養成施設ルート
  • 福祉系高校、介護福祉士養成施設(2年以上)
  • 福祉系大学、社会福祉士養成施設、保育士養成施設+介護福祉士養成施設1年以上

認定介護福祉士

介護福祉士をより深く高めた上位資格

介護福祉士でも多職種連携や指導等の専門性がありましたが、認定介護福祉士さらに専門性を高めた資格です。現在はその他の資格である認定や主任のように、認定介護福祉士だから出来る仕事はありません。それゆえに、現在60名ほどとかなり少ないのが現実。今後に他の資格同様、認定介護福祉士だからできる仕事が増えてくると思ってはいます。そのために、この少ない時に取得するのもありかと思います。

認定介護福祉士の専門性

  • 地域とかかわる力

介護をする家族や地域まで目を向け、インフォーマルな活用、調整

  • 十分な介護実践力

利用者の自立を促す介護実践、リハビリや認知症、障害、終末期ケアの実践

  • 他職種とそのチームと連携、協働する力

介護以外の職種、チームとの連携、調整

  • 介護職チームリーダーへの教育、指導、介護サービスママネジメントを行う力

介護職チーム管理、運用、マネジメント、人材育成を含む調整、指導

取得方法

介護福祉士として実務経験5年+合計600時間の研修

www.nintei-kaishi.or.jp

介護支援専門員・主任介護支援専門員

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介護保険サービスを利活用する専門職

介護支援専門員は、介護保険を活用したサービス調整を主な仕事にしています。相談援助職と呼ばれますが、直接的な介護は行わず、利用者の状況を把握し、自立に向けたサービス調整を行います。また介護保険、介護保険外のサービス、その他制度を調整していくため、介護が好きな人には少し物足りないかも。主任介護支援専門員は介護支援専門員の上位資格で、5年の実務経験を踏まえて研修を受けるとなれます。現在居宅介護支援事業所(ケアマネ事務所)の管理者は、主任介護支援専門員に限定されているため、とても注目を浴びている資格です。

取得方法

医師、看護師、薬剤師、介護福祉士等該当資格、実務経験を経て、介護支援専門員研修受講試験に合格後、研修終了で介護支援専門員になれます。

基礎資格(5年程度の実務経験)→研修を受ける試験を受ける→研修→終了後介護支援専門員と名乗れる。

社会福祉士・認定社会福祉士

福祉資格の最高位

社会福祉士は、介護支援専門員と同じく相談援助職になります。介護支援専門員は介護保険の利活用がメインでしたが、社会福祉士は福祉制度全般の相談、調整役になります。そのため業務範囲はとても広く、医療・介護・保育・精神など社会サービスを利用するすべての人が対象となり、専門性に合わせた相談援助を行います。最近では「後見人」を業務とする人も増えており、高齢化社会で注目されている資格の一つです。また認定社会福祉士は、独立開業ができる資格になっています。者か福祉士は全部で6個の分野があり、その特定又はまたがる分野の課題について、実践や連携、教育を行っていくことが仕事です。

取得方法

  • 福祉系大学指定科目取得
  • 福祉系大学基礎科目+短期養成施設
  • 一般大学、短期大学(実務2年又は3年)、高校(実務4年)+一般養成施設

 

将来のために介護の現場で働くのも有効

介護の仕事のイメージは、未だ悪いのは承知です。誰でも出来る仕事ではありませんが、誰でも経験する可能性があることです。

「介護は単純に排泄や食事の準備をする」そういう仕事ではなくなり、その人がその人らしく自立する援助を行う専門家です。また介護はこれからさらに需要が増し、多くの企業で関連あるサービスや知識が必要となるのは明白。

 

介護の仕事は一生涯なくならず、そこからのステップアップも用意され、今後は医療業界へのステップアップも模索されています。

 

興味をお持ちになった方は、ぜひ検索又はご連絡ください。ご相談お受けしますよ。

 

 

www.ikupapa.jp

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