みなさんこんにちわ。イクパパライフのかーくんです。
イクパパなのに、最近育児の話題が少ない!そう思ったみなさんは、本当によく見ていただいてて嬉しい限りです。
並行して書いていきたいと思うのですが、最近ダブルケアや介護の話題が世間的に多いので、一専門家として情報提供したいなと思いまして。
「私には関係ないわ」「うちの親は元気だし」
関係ないうち、元気なうちにぜひ知ってください。いつ目の前に訪れるかわかりませんので、これだけはぜひ気に留めてください。
今回は導入編として、元気なはずの両親が最近何か変。
その何か変への気付き方について、少し書いてみようかなと思います。
最近は遠方に家族がいる、そんなことも多くなってきています。知らない間にトラブルが・・、でも知らないでは済まないことも。
ぜひ頭の片隅にでも置いていただければ、幸いかなと思います。
いつもの両親の何か変に気づくポイントは3つ
毎日、3回/週、1回/月など、両親と会う機会は人それぞれ。逆に遠方では1回/年なんてことも多いのではないでしょうか。
そんな久しぶりに会った両親が、なんかいつもと違う?いやそんなこともない?疑問に思う時期が来るかもしれません。
ですが自分の中で「いつもの両親」と思いたい思考が働き、案外違いに気づけないことがあるのです。
そんなみなさんに、まず気にして欲しい3つのポイントに説明をしていきます。
1.同じものを買ったりお金の使い方が荒くなった時
認知症で良くあることですが、買ったことを忘れてしまい買い物のたびに同じものを買ってしまう。またお金の計算などができなくなり、側から見るとお金の使い方が荒くなったりしまう。
これらは通常でもあり得ることですが、その場合「間違えたことを覚えている」ため、複数回同じことは起きません。ですが進行していると「間違えた買ったことさえ忘れている」状態になりますので、同じものが5個も6個も置いてあることも。他には他人が間違えて買ってきた、自分はお金を使っていない、など自分は何もしていないという風に訴えてくることもあります。これらの症状が出た時は、何か変!と思っていいでしょう。
2.1ヶ月前から活発・消極的になった時
年齢を重ねても、ずっとアウトドア派の方もいれば、体調面からインドア派になることもあります。それは人それぞれなので、どちらがいい・悪いということはありません。ですが1ヶ月程度を前から、突然に活発的・消極的になった際には、ちょっと注意が必要。
高齢者うつや認知症により、行動パターンが変わり、いつもと違うことを行うことがあります。「趣味が変わったのかな。」「歳のせいかな。」と思われがちですが、ちょっと変!と疑ってもいいかもしれません。
3.外出や動くことが大変、めんどくさくなった時
人生100年ですが、体も年がら年中使っていればいずれはガタが来ます。腰や膝など体を支える関節に負担は強く、多くの方が痛みや辛さが出てきます。ですが外出や家事など、体を動かすこと自体が「面倒くさい」「大変」となった時には、ちょっと注意が必要。
介護では突然動けなくなることは少なく、徐々に徐々に活動範囲が狭まっていきます。活動範囲が狭まると筋力が下がり、転びやすくなったり骨折をしやすくなるため、突然動けなくなり介護!とイメージされます。いつもだったり行ける外出、動ける行動が嫌になり始めていたら、ちょっと変!と思ってください。
フレイルをご存知ですか
3番で見た状態は“フレイル”と呼ばれ、介護の前段階と言われています。
フレイルの基準は、下のような感じです。
- 体重減少:意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少
- 疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる
- 歩行速度の低下
- 握力の低下
- 身体活動量の低下
引用元
フレイルの時期は単なる加齢のせい、と流されやすく気づきにくいのが特徴。チャックリストを使って、両親がフレイルになってないかチャックしてあげましょう。日頃のコミュニケーションからでもチャックできるので、連絡する口実にいかがですか?
介護は突然? 気づけば回避・先延ばしもできる
介護が必要となる状態は、いつなっていつまで続くのかはわかりません。ですが突然介護状態になるのではなく、いくつかの段階があることがわかりました。この段階を理解して、1つ1つを回避、先延ばしにすれば、総じて介護状態になる時期を先送りにできます。
健康寿命と平均余命には10年程度の差があり、誰しも10年程度は誰かの手を借りて生活するとされています。多くの方が誰かの手を煩わせてまで生きたくない!そう思って、健康にも気をつけています。ピンピンコロリは、最近ではかなりハードモードです。でも少しでも手を煩わせる期間を短くすることは、誰でもできるはず。親のためにも、自身のためにも気をつけて見ましょう!