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イクパパ Lifeです。
GWに限らずですが、天気がいいときは外でBBQ!いいですよね。
今年のGWはとても暖かいので、アウトドアなんかもいいですね。
そんな時に注意が必要なのは
そう!やけど
やけどの重症度は別として、一度は経験したことがあるんじゃないでしょうか。
BBQの火、コンロ、ランタン、アイロン、炊飯器、飯ごう炊飯
やけどになりえるものは溢れており、見てないところで子供がやけどを・・・。
今回はGWLife第二弾、やけどについて知っておきたいと思います。
初期対応を間違えると、最悪命の危険も。
信ぴょう性のない情報を頼らず、正しい対応をしましょう。
やけどは表面にあらず 奥まで熱は届いている
やけど(火傷)とは、熱によって皮膚・粘膜が損傷されてしまった状態です。
日頃原因として多いのは熱湯や油、熱したフライパンなどではないでしょうか。
子どもの場合は炊飯器の蒸気、アイロン、冬場のストーブなど。
やけどをした直後は、触れた場所が赤く成ったり、ちょっとヒリヒリするだけ。
でも実際は表面だけじゃなく、時にはかなり奥まで熱が伝わってることがあるのです。
やけどは深さや皮膚の変化によって、三段階にわけることができます。
重症度分類
Ⅰ度:表皮内のやけど(薄皮)。
皮膚の赤みやむくみ、強い痛みがあっても数日で治る。
Ⅱ度:真皮内のやけど(薄皮より下)。Ⅰ度に加えて水ぶくれが発生。
鋭い痛みも跡が残らないことが多い。だが時にに深い場合は跡が残る。
浅い場合は1~2週間、深い場合は3~4週間治るのにかかります。
Ⅲ度:皮下組織まで及ぶやけど(もっとも深い)。
水ぶくれにはならないが、皮膚は白(又は黒)色になる。
痛みを感じる神経が障害されてしまい、まったく痛みがない。
一か月以上治るのにかかり、皮膚が厚くなったり傷跡が残ります。
手ぶらでわかる やけどの重傷度判別
やけどは深さだけじゃなく、広さも重症度に関わってきます。
例えばⅡ度やけどが体表面積の15%、Ⅲ度が2%生じただけで入院が必要になります。
また顔や手足の先、陰部など特殊な場所がやけどになった時も、入院となることがあるのです。
ですが、%で言われてもわかりませんよね。
そこでぱっと見でわかる判別法があるの、ご紹介したいと思います。
左が成人、右が子ども用です。
子どもの場合は10%以上で命にかかわるため、これを指標に受診、救急要請をしましょう。
やけどの処置対応 まずはとにかく冷やすこと
やけどをした直後は、まだ皮膚やその下に熱が残っており、少しずつ奥に広がっています。そのため少しでも奥に行くことや周りに広がることを防ぐため、とにかく冷やしましょう。
冷やすものは、水道水であろうとミネラルウォーターであろうと構いません。
さらに氷などでも大丈夫。少なくとも20分以上は冷やすように。
氷の場合は凍傷になる危険もあるため、皮膚の色を見ながら紫色になりそうなときはやめましょう。
もしも服に火が付き、体にやけどを負ったときは絶対に服を脱がせてはいけません。
皮膚が向けてしまい激痛!だけでなく、感染のリスクがあるからです。
服の上から水をかけ、そのまま冷やすようにしましょう。
アロエやバター、油、みそなどはやけどに有効?
インターネットでやけどについて調べると、アロエやバターなどをつける治療法が載ってますが効果のほどはどうでしょうか。
意味合いとしては熱を吸収してくれたり、皮膚の保護目的だとは思うのですが。
でも決して、これら民間療法は実施しないようにしましょう。
・アロエは、雑菌や細菌などが付着している場合に感染を引き起こすリスクが高い
・みそやバターなどは塩分を含んでおり、皮膚の刺激となるため避けた方がいい。
基本的に水ぶくれができなければそれでよし、水ぶくれができれば受診をしようという感じです。
湿布や冷却シート、テーピングなどは正しい?
同じく冷やすという目的で、湿布や冷却シート、保護目的でテーピングをする方がいますが、ほとんど意味がありません。
湿布や冷却シートでは、流水や氷のような冷却効果はなく、テーピング含めた粘着素材のものは、剥がすときに皮膚を剥いだり水ぶくれが潰れるので貼るのはやめましょう。
インターネットの情報は、時に思いもよらない結果を招きますのでご注意を。
処置をする場合には感染予防 くっつかないガーゼを
受診してもらった処方薬に関しては、主治医の指示に従ってください。
もし市販薬を買われて使う場合には、水ぶくれがあればくっつかないガーゼを使いましょう。
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もしくっついたら剥がすときに一緒に皮膚やみずぶくれが破けることがあるので、水で濡らして取りましょう。
水ぶくれができたやけどは、皮膚バリアがない状態ですので、雑菌などの格好の餌食。
抗生剤入りの軟膏や消毒、清潔なガーゼで感染予防が大切。
傷口周囲が赤く、熱を持っていることがあって、発熱を起こすことはあまりないです。
そのため、もし38度以上の熱が出た場合は、傷口から感染して全身に回ってしまった可能性も。
その場合はすぐに受診をしましょう。最悪の場合、命に係わることも。
子どもはやけどを隠すことも ちょっとした仕草にも注意を
ダメということをやってしまいやけどなどの傷ができると、子供は怖くて話さないこともあります。
ですがやけどは処置治療が大切なので、話してもらえないと重症化してしまうことに。
日頃からコミュニケーションを図り、困ったときにはすぐに相談できるように、子どもが親に言いやすい環境を作りましょう。
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