イクパパ Life

四児のパパが家族に子育てに、仕事に趣味を謳歌する方法を模索するブログ

当たり前育児はない 情報社会に飲まれるパパ・ママ

スポンサーリンク

仕事では効率化の兼ね合いから、マニュアルは必ず作られます。学校にも校則などのルールがあり、世の中にも法律というルールがあります。最近は、「頭のよくなる・・・」「天才を生み出す・・・」など、こうすればこうという育児本が販売されています。昔から成功者を模倣することが近道、のように言われている節もありますからね。育児についても、これらは当てはまるのでしょうか。

ある程度はマニュアル化も必要なのかも

f:id:meditnurse:20190628134002j:plain

例えばミルクの上げ方、おむつ交換、着替えさせ方など、誰がやっても大きくやり方の変わらないものですね。もしくは、間違ったやり方では危険が伴うことなど。これらのことであればマニュアルを通して、トラブルなく統一的にやるのも大事かもしれません。

怒り方、叱り方、褒め方、喜び方

やっぱり生まれ持ったもの、生活環境の違いが大きいですから、統一化ができないこともありますよね。感情の表し方だったり、人への伝え方だったり、最終的に相手に伝わればOKなんです。でも今はそれらの感情にも育児本が登場し、「こうすべき」「みんなこうしている」と書かれることも。SNSなんかでもそうですが、他人の生活やしつけの方法を知ることができないので、そういう意味ではいいのかも。

いくら統一かしても教える側、受け取る側が違えば異なるでしょう

それら育児・教育は、主には家庭で行うので親がやります。では育児本をかいている人がやったら、同じ効果が得られるのでしょうか。答えは、NO。受け手の子どもによっても効果はまちまちなので、同じ先生が教えても同様の効果は期待できません。そもそも答えなんてものはなく、最終的な目標に向かう「過程」は家族の数だけあるんですから。

みんなと同じ精神 違った考えをつまはじきにする

f:id:meditnurse:20190607133318j:plain

いつしか他人と同じでないと怖い、人と違ったことがいけないとなってませんか。大多数についていけば問題なく、少数派が変な人って。日本は集団行動・集団生活が基本なので、集団心理(他人と同調する)が働きます。その集団心理に背くものは異端児、変な人で仲間になれないと思ってしまうんですね。いじめは、集団心理を決定するのが「力が強い」「人気がある」などの目立つ人が担います。民主主義のように多数ではないので、本来あってはならない一部の意見(仲間外れ、暴力、恐喝)がまかり通ってしまうんだと思います。

育児にも集団心理が影響をしている

社会的な流れは自ずと家庭に流れますので、実生活にも強く影響をします。有名な人や人気のある人が持ってるものがほしい、やってることは正しいなど。育児も同様になっていて、「みんながしてるから」「周りもそう」と単純にまねをします。でも本質を理解できていないので、結果は同じにはなりません。同じにならない結果に、「私のやり方が」「なんでできない子なの」と自棄型虐待型になってしまうのです。自分が周囲と違うと思っているので、相談なんかできませんからね。

みんな違ってみんないい 決まりきった線路が正しいことはない

f:id:meditnurse:20190628134122j:plain

特に育児においては、地域の環境、両親の環境、子どもの環境に加え、もともと持つ個性が違います。同じことをしても同じ結果は得られない、当たり前のことかもしれません。基本的にしてはいけないルール(種々の虐待、義務違反、法律違反等)はありますが、それ以外は「しなければならない」ことなんてありません。教育本であったり指南書であっても、「ただの一事例」「参考」「やってみたらよかったこと」に過ぎません。すべてが当てはまるならば、みんなハーバード大にいって、みんな株で大儲けです。

でも子どもを育て上げるという、一生で一度の大イベント。出来れば「失敗したくない」「やった方がいいことができなかった」などの後悔はしたくないもの。みんな思ってることだとは思うので、参考に使う分にはいいのですが。そこの兼ね合いは、本当に難しところです。

SNSやネット情報を鵜呑みにしすぎない

f:id:meditnurse:20190628134136j:plain

最近怖いなと思うのが、情報元のわからないネット上の情報です。「やけどにラップ」「やけどにアロエ」「熱さましにキュウリを貼る」などなど。効果が少しあるものから、逆効果なものまでたくさん。複数のサイトや情報元、情報提供者がどんなものか確認して、鵜呑みにしすぎないことをおススメします。

さらにブログ、SNSでいろんな情報があります。毎日手作り弁当、綺麗なお部屋、仕事と育児と趣味を謳歌しているなど。でもそういう人にもそれぞれ悩みがあり、全部を完璧にできているわけではありません。「ブログの人は全部できて私なんか」「こんなに育児までこなして自分はダメな人」。育児ノイローゼ、うつ病になる方が増えています。まず辛くなったら話せる人、話せる場所を作りましょう。私も多く相談(3-5/月)を受けていますが、話すことで心の開放に繋がります。完璧な人はいません、効率的に全部できる人はいません。あなたは、あなたらしくで大丈夫ですよ。
www.ikupapa.jp