イクパパ Life

四児のパパが家族に子育てに、仕事に趣味を謳歌する方法を模索するブログ

パパ・ママだって人間だもん 弱音は強い証拠

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子ども3人は、やっぱり体力的にも精神的にも疲れる。きっと自分が30代、40代ならついていけないと思うよ。世の男性諸君、結婚、子育ては早めがいい。なんてったって、体力は若い時の特権、ちょっとした無理だってできるんだから。

でも育児に疲れたとか言うと、「私だって」「どうせパパでしょ」「自分で望んだんでしょ」などなど風当たりが強い。何故でしょうかね。疲れたものも疲れたって言って、何がいけないんでしょ?

SOSを出して 出したら叩くんでしょ?

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ワンオペ育児、多人数子育て、慣れない育児をしているみなさんお疲れ様です。辛い時は辛い、しんどい時はしんどいと言ってください。

このようにSOSを出しやすい環境を作ろうとしてますが、庶民感情はやや違うようです。結婚、出産、子育ては自ら望み、その苦労を嬉々として受け入れろ。こんな風習が残っているからです。SOSを出そうものならば世のパパ・ママ、その他男女から、痛烈な批判がされるのが現状。なんでパパ・ママはSOSを出しちゃいけないのか。そんな風潮になっている理由は、なんでしょうか。 

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親は強く弱みを見せない 変な理想像が原因

子どもを育てていく親が、弱音を吐いてどうするのか。みんな辛く大変なのだから、頑張るのが当然。

このような“親としての理想像”があり、多くの方がそれを“常識”としているからと考えます。また昭和時代、家長制度や亭主関白が主流となり、ママ達は辛さを吐き出すこともできませんでした。しかし「吐き出すことができない」ことが、辛さを噛み締め育児をすべきという間違った常識を生み出したのです。その常識が今も色濃く残っているため、SOSが出せない状態が続いてしまっている原因なのです。

弱音を吐けるのは強い証拠

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弱音と聞くと、「甘えている」「愚痴」など良い印象はありませんよね。弱音自体はネガティブな内容が多いので、仕方ない面もあります。そもそも弱音とは、心の負を外に発散すること。これを溜めてしまい支えきれなくなると、うつ病や心身症になってしまいます。そのため弱音を吐くことができると言うのは、自分を守る防衛反応の一つです。さらに自分自身の弱さをさらけ出してもなお、立ち上がろうとする姿勢は強さの証とも言われているのです。

芯のない弱音も防衛反応の一種

よく「どうせやるなら文句を言うな」と聞きますが、どうせやるからこそ文句が出るんです。やらなくて良いのであれば、文句は出ませんもの。

ただネガティブに考えれば考えるほど、その行為自体が嫌なものになります。どうせやらなきゃいけないこと、絶対避けて通れないことは、あえてポジティブに、前向きな発言をしてみましょう。案外気持ち一つで嫌なことから楽しいことに代わり、得意なことに変わるかもしれませんよ。

言われる側はどう?聞き手に負のオーラが届く

弱音が嫌がられる理由の一つに、聞き手側の思いもあります。例えば一日中一緒に仕事をしている人が、弱音ばかり吐いていたらどうでしょう。きっと良い気持ちはせず、疲れてしまうはずです。弱音は心の負を吐き出す行為なので、それを受ける方が負を浴びます。結果、聞き手側が辛くなってしまうことに。看護師でも精神科領域にいける方は、メンタルが強いんだなーっと思ってしまうほどです。

気軽に弱音を吐ける関係性 フランクな友人を作ろう

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弱音を初対面の人に吐こうと思っても、なかなか難しい。ですが心の負は、いつ溜まっていっぱいになるかはわかりません。そこで、日頃から気軽に話せる友人を作っておくことが大事。もし友人を作るのが苦手、人付き合いが難しい方は、気軽に相談できる専門家を見つけておきましょう。第一に考えるのはカウンセラーと思いますが、カウンセラーには認定心理士、臨床心理士、公認心理師以外の民間資格者カウンセラーがいます。民間資格カウンセラーの技術は高いとはいえず、人によってまちまちです。可能ならば心理士又は心理面のフォローを行える看護師・保健師がいいでしょう。心と体、総合的な相談に乗ることができます。

パパ・ママはみんなと変わらない人間で、明日からパパ・ママとして強くなれるわけではありません。時には弱音を吐いて、悩んだって構いません。ぜひお話をしてください。