いつも元気なイクパパです。
このフレーズを知ってる方は、きっとNow子育て中でしょう。一旦介護情報は置いといて、HOTな話題に移りたいと思います。
うつ伏せ寝は寝返りの過程で必ずしも通る道ですが、保育園では大抵修正されます。そう、乳幼児突然死症候群(SIDS)の心配があるからです。名前を見ても、パット見原因がわからないからつけられたであろう病名。本当にうつ伏せ寝が、SIDSに関係しているのか日頃から疑問でした。心配になってるパパ・ママも多いと思うので、一緒に考えていきたいと思います。
うつ伏せ寝ブームでうつ伏せ寝推進してた時期がある
なんとうつ伏せ寝によるメリットが多くあり、子供はうつ伏せ寝をしよう!とブームになっていた時期があったようです。私が知ってる限り、SIDSがあるから「NOうつ伏せ寝」しか知りませんでした。当時あったメリットはこんなところだそうです。
- 頭の形が良くなる
- 安眠につながる
- 運動機能が上がる
さて、個別に見ていきましょう。
頭の形が良くなる
赤ちゃんの頭は複数の骨がヘルメット状になり、頭の形を作っています。それぞれの骨には隙間があって、多少の衝撃は逃がし、脳を圧迫しない構造になっています。しかしそれが裏目となり、仰向けでは絶壁や片方が凹んだ状態になることも。一部では頭の形がいびつで、学力や運動機能に影響が出るとも言われています。うつ伏せ寝は絶壁を予防しますので、日本でも流行ったということでしょう。
安眠につながる
子宮の中では、羊水の中にプカプカ浮いている状態の赤ちゃん。背中を丸めて、ダンゴムシのようになっていますね。仰向け寝では、手足をバッと広げ、お腹の中とは正反対な格好になります。その点うつ伏せ寝では、布団にお腹が付いている状態なので、比較的子宮内にいた時と似た格好になります。うちのふーちゃんも、早速寝返りを覚えたらうつ伏せ寝ですからねー。
運動機能が上がる
うつ伏せ寝だからということでもないのですが、腹這いになることで寝返りやハイハイをよくします。ハイハイは心肺機能を高め、呼吸機能や体のバランス力を上げると言われています。その観点から、うつ伏せ寝で運動機能が上がると言われているようです。
みんなが気にする乳幼児突然死症候群
この乳幼児突然死症候群は、窒息を除く突然死とのこと。なので、うつ伏せ寝でマットレスに顔が埋まってるや枕で鼻が覆われる、ミルクで濡れて窒息などは除外とのこと。
なんの病気もなく、突然に命を落とすことからとても恐れられており、保育園も慎重になっています。やや人種による発生頻度の差はありますが、概ね世界規模で発生しているようです。リスクとしては、次に挙げられる場合に発症しやすいようです。
乳児本人のリスク
- 未熟児
- 低出生体重児
- 一度心肺停止をしたことがある乳児
- 上気道感染症(鼻から喉にかけての感染症)
家庭状況からのリスク
- 低所得家庭
- 母子家庭
- 母親が20歳未満
- 妊娠中に喫煙、違法薬物を使用していた
- 兄弟姉妹でSIDSになった
うつ伏せ寝との関連性があるようでない
乳児本人のリスクとしては、なんとなくわかります。ただ家庭状況からのリスクは、SIDSと関連性があるようには思えません。だってどうして低所得だと、母子家庭だと、母親が若いとSIDSになるんですか?ここら辺の関連性を示してから、リスクと言ってもらわないと単なる数字でしかないですよ。
しかもうつ伏せ寝であっても、仰向け寝であってもSIDSになると研究報告もされています。うつ伏せ寝でリスクが上がるけれど、仰向け寝でもあるならば「断固否定」というのは横暴な気がしますね。
うつ伏せ寝は直した方がいいの?大丈夫なの?
うつ伏せ寝は、現状ではリスクが高いので直した方がいいとされています。ですが毎回直すことはなく、受動喫煙予防、おもちゃや布団を外すなどの対策でいいとのことです。逆に毎回仰向けに戻していると、パパ・ママも子供も睡眠不足になってしまいます。長時間寝ている場合や顔が下に向きやすい時などには、戻すようにして見たらいいかと思います。
ただ、保育園では絶対的にうつ伏せ寝を治すように言われます。ですが最近保育園ではうつ伏せ寝用のセンサーや人数を確保して、SIDSの予防をしています。疲労困憊になる程神経質になる必要はなく、保育園と一緒に予防していくくらいのつもりでOK。