イクパパ Life

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【要注意】子どもの三大夏風邪にご用心

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そろそろ多くの保育園や幼稚園、小中学校でプールが始める頃ですが、あいにくの梅雨空ですね。でもこれからジリジリ暑さが上がってきますので、日焼け対策にも一層注意が必要!

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今回は“夏風邪”について、ちょっと知っておきたいと思いました。保育園・幼稚園などでは、一人がかかると集団で感染してしまいますよね。「咽頭結膜炎」「手足口病」「ヘルパンギーナ」三大夏風邪についてみていきたいと思います。

咽頭結膜炎(プール熱)とは

6月頃から感染する人が増える咽頭結膜炎ですが、プールが始まる頃から増えるため別名プール熱と言われています。くしゃみや咳などの飛沫感染、菌が付着した手で広がる接触感染をします。タオルの共有やプールを介して感染が広がってしまい、体力の落ちた大人にも感染が見られるのです。

主な症状

潜伏期間は、2~14日と比較的長め。のどの痛み、目の充血、39度台の発熱が1週間近く続きます。高熱になるときに熱性けいれんが起きたり、食欲がないことから脱水になる可能性があります。同じウィルス(別の型)の感染で起こる流行性結膜炎を、一緒に併発することもあるのです。

大人もかかる手足口病とは

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その名の通り、てのひらや足の裏、口の中に赤い発疹ができる夏風邪です。主に1.2歳の子どものがかかる病気で、子育てをしているパパ・ママには馴染みな病気です。

実は、手足口病は大人にもかかり重症化しやすいのを知ってますか。大人の場合、症状が強く出てしまい、歩けないほどの激痛が。子どもの病気と甘く見てると、子どもより辛い目にあいますよ。

主な症状

手のひら、足の裏、口の中の発疹ができるのが特徴で、そのほかに3日程度の発熱があることもあります。多くは1週間以内に治ってしまいますが、大人の場合はインフルエンザ様の症状が出ます。全身悪寒、筋肉痛、だるさに加えて手足口に発疹です。ウィルスが体の奥に入ってしまうと「無菌性髄膜炎」「心筋炎」「急性弛緩性麻痺」という合併症になることも。

5類感染症に指定 ヘルパンギーナ

海外の暖かい地方では通年性の病気で、日本では5月から増え始め7月にピークを迎えます。例年西から東に向かって流行がみられ、規模としてもほぼ例年同じのようです。病気にかかる年齢としては5歳以下で90%で、そのうち1歳がもっとも多くなっています。

主な症状

2-4日ほどの潜伏期間を経て、突然の発熱に加え、喉の痛みや腫れが見られます。口の中に水ぶくれができてやぶれ、小さな潰瘍を作るため痛みが強いです。それによって食事が取れにくかったり、嫌がったりすることがあります。合併症として「無菌性髄膜炎」「急性心筋炎」になることもあるので、注意が必要です。

三大夏風邪の対処法

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こればかりは特効薬はないので、対処療法(痛みを抑える、熱を下げる等)で乗り切るしかありません。喉の痛みやだるさから食事がとりにくいですが、この時は「食べれるもの・飲めるもの」を積極的に上げましょう。特に冷たいものすっきりさせ、痛みを軽減させてくれます。

熱を下げることに抵抗がある方もいますが、子どもの体力を考えると下げるもの一つの手です。熱が一度上がると、基礎代謝が13~15%上がります。その分体力を消耗しますので、医師の指示に従って適切に使ってあげてください。

また冷房等で昼夜冷えすぎていることも、風邪をひきやすい原因となっています。外出時には、1枚羽織れるものを持っていくといいと思います。

予防法

感染経路から考えると、「手洗い」「うがい」「マスク」は有効です。プールの後はよくこれらを行うことはもちろん、帰ってきてからもしっかりと行いましょう。

パパ・ママが兄弟姉妹に移してしまうこともあるので、注意が必要です。喉から2週間、便から1か月ほどウィルスが出ています。おむつ交換や着替え、子どものケアをした後には手洗いをしっかり行いましょう。

しっかり「寝て」「食べて」免疫力を高めよう

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日頃の生活習慣は、免疫力に大きく影響をします。特に寝不足や偏食、不摂生は体の基礎となる「食事」「睡眠」が乱れている状態。大人から子ども、子どもから大人とかかるので、“大人だから”“子どもだから”と関係ありません。またパパ・ママの姿勢や姿を見て子どもは学ぶので、パパ・ママが寝不足や偏食、不摂生であれば子どもの自ずとなってしまうでしょう。家族みんなで健康を意識して、この夏を元気に乗り越えましょう。